【第1回】フォルツァZ(MF08)のFコードエラーを修理してみよう!

ども。

今朝方大阪で振った雨、すごかったですね。

あまりにも雨音がすごいので目が覚めてしまいましたよ。

単純に

ざぁぁぁーーーーっ

って感じよりも、

豪雨

ざざざざざざざぁーーーーっ!!

そう、【ど】が付く感じの音でしたね。

最近は湿度が高く蒸し暑いので、夜も窓を開けて寝てるし、

頭のすぐ上が窓なので音がダイレクトに脳天に響いてくれますw

こりゃ通勤時間も予想していた通り、カッパ来て通勤だなー。

なんて思っていたら、以外や以外。

おっ・・・止んでるじゃん♪

なんかね、ちょっとした事ですが嬉しいですよね。

梅雨時期って、ほんの少しの晴れ間があるだけでも嬉しくなります。

さっきまであんなにもドンヨリと曇って雨が降っていたのに、

今は少し晴れ間が出てる!!!なんて事もしばしば。

梅雨時期の天候ってのは意外とツンデレなんだなw

↓ この続きを読む ↓

んで、日中はそのまま晴れ間が続き、

途中何度かにわか雨的なのが有りましたが

今ブログを書いている最中は雨があがっています。

このまま週末まで雨にならずに行ってくれると最高なのですが♪

ま、残念ながら雨なのでそうも行きませんが。

コレばっかりはしゃあないですね。

週間天気予報見ましたけど、0%の日は無いですね。

低くても30%台ですわ。

梅雨時期は諦めましょうw

って事で今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

25.6℃

晴れ

晴れ時々曇り

曇り

明日の大阪は日本海に中心を持つ高気圧に覆われるため

概ね晴れる見込みです。

明日は日中の降水確率は0%で、しばらくはこういう快晴は

期待できないかも知れないですね。

では早速本日の本題です。

まずは車両のご紹介から。

ホンダ フォルツァZ

ホンダ フォルツァZ(MF08)ですね。

悪名高いホンダSマチック搭載・・・

今回もタイトルをご覧の通り、忌まわしきFコードエラー

写真の枚数が多いので、全4回ぐらい?になりそうな雰囲気です。

しかも今回は、他のブログではあまり触れられていない、というか、

どのブログもそうですが、確固たる原因やトラブルシュート方法について

詳細が記載されていません。

確かに、素人がむやみやたらと作業して、万が一の事があったら

大変なので、あえて書いていないという事も考えられます。

でも、当ブログは

サンデーメカニック御用達の

  サービスマニュアルに負けないブログ

を目指しておりますので、メーカーのマニュアルに沿って

今回はトラブルシュートを行なっている様子をご紹介したいと思います。

最終的には手順通りに作業しなくとも、

ココをこうして、んでもってこうやって・・・・と、

各々作業手順を端折って頂ければと思います。

とにもかくにも、まずは最後まで記事を読んで頂き、

作業全容をご理解の上作業を実施してください。

では作業開始です。

まずは現在の状態から確認します。

センタースタンドを立てた上体で、通常通りエンジンを始動し

変速モードを切り替えながらアクセルを開けていき確認しましょう。

今回はFコードエラーが出たり、出なかったりするという

一番厄介な症状でしたので、しばらくモードを切り替えたり、

変速(シフトアップ・シフトダウン)を実施したりして、Fコードエラーが出るまで

繰り返し変速などを行ないました。

イグニッションON当初から、Fコードが出ている場合は読み飛ばしてください

変速などを繰り返す

マニュアルモード

写真をご覧のとおり、しばらくこんな風に何のトラブルも無く

変速、加速、モード切り替えが可能です。(写真1枚目)

でもね、ある時を境に異常をきたし始めます・・・。

マニュアルモード走行だとよく分かりますが、

突然3速以上シフトアップできなくなります。(写真2枚目)

※この時点では液晶表示は空白でFコードエラーも表示されません

実に不可解です。

で、そのままFコードエラーも表示されない状態、速度が上がらない状態を

続けていると、ついに忌まわしきこのコードが。

Fコード エラー

Fコード エラー表示。

ついに出ました。

当初はなかなかエラーが出なかったので、一時的なエラーだったのかな?とも

思いましたが、やはり問題があるようです。

で、さらにこのFコードが表示された場合は忘れずに

Fコードの点滅回数

を記録しましょう。

今回は7回点滅でした。

手元にあるマニュアルの一部には、9回までの点滅回数についての

エラー内容しか載っていないので、そこまでの内容をざっとご紹介します。

1回点滅

推定故障箇所

・レシオセンサカプラ外れ

・レシオセンサ配線の短絡または断線

・レシオセンサの不良

症状

走行可能だが、スピード上がらず

(ムーバブルドライブフェイスの電子制御停止)

2回点滅

推定故障箇所

・レシオコントロールユニットとエンジンコントロール

 ユニット間の青/黄線(エンジン回転数入力線)の断線

症状

走行可能だが、スピードが上がらず

(ムーバブルドライブフェイスの電子制御停止)

3回点滅

推定故障箇所

・レシオコントロールユニット内制御モータ駆動回路の異常

・制御モータヒューズ(30A)の溶断

症状

走行可能だが、スピード上がらず

(ムーバブルドライブフェイスの電子制御停止)

4回点滅

推定故障箇所

・ドリブンプーリセンサのカプラはずれ

・ドリブンプーリセンサ配線の短絡または断線

・ドリブンプーリセンサの不良

症状

走行可能だが、スピード上がらず

(ムーバブルドライブフェイスの電子制御停止)

5回点滅

推定故障箇所

・レシオコントロールユニット内フェイルセーフリレーの異常

・制御モーターヒューズ(30A)の溶断

症状

走行可能だが、スピード上がらず

(ムーバブルドライブフェイスの電子制御停止)

6回点滅

推定故障箇所

・レシオコントロールユニット内昇圧回路の異常

症状

走行可能だが、スピード上がらず

(ムーバブルドライブフェイスの電子制御停止)

7回点滅

推定故障箇所

・制御モータからムバブルドライブギヤ間のギヤ機構の

 フリクション過大

症状

走行可能だが、スピード上がらず

(ムーバブルドライブフェイスの電子制御停止)

8回点滅

推定故障箇所

・レシオコントロールユニットのメモリ異常

症状

走行可能だが、スピード上がらず

(ムーバブルドライブフェイスの電子制御停止)

9回点滅

推定故障箇所

・モード切替スイッチ2Pカプラ外れ

・モード切替スイッチ配線の短絡または断線

・モード切替スイッチの不良

症状

オートマチックDモードで走行可能

書くの疲れましたw

これがざっと9回までのFコードエラーの推定故障箇所と症状一覧です。

今回は7回点滅なので、

制御モータからムーバブルドライブギヤ間のギヤ機構のフリクション過大

って事ですな。

このトラブルシュート方法を今回は、サービスマニュアルに沿って

点検を実施していきます。

作業を始める前に以下の点をまずご確認下さい。

制御モータ2Pカプラおよびレシオコントロールユニット5Pカプラの

緩みや接触不良などを点検し、メーター内部にFコードエラーが

表示されるのを確認すること。

緩んでいるなら差し込みなおし、きちんと差し込まれている場合は

一度カプラを取り外してから、再度差し込み直すなどの作業を行ないましょう。

まずは制御モータヒューズの溶断を確認していきます。

メットインボックス内部前方にあるカバーを取り外します。

※フォルツァのこのバッテリーカバーは取り外しにくいです・・・

バッテリーカバーを取り外す

バッテリーカバーを取り外すと、内部にヒューズボックスなどが見えます。

ヒューズボックス

中央左側の白いラベルが貼られているヒューズボックスを開いて

内部左端のヒューズが制御モータの30Aヒューズなので、

溶断していないか取り外して確認します。

また、腐食なども発生していると電気の流れが悪くなって

ヒューズ溶断時と同様の症状となる可能性がありますので

しっかりと見落とさないように確認します。

制御モータのヒューズ溶断を確認する

んでヒューズを確認して切れていない場合は次。

次は制御モータの入力電圧を確認する作業に移りますが、

ここから先の確認作業で、あちこち見る必要がありますので

邪魔な外装類と取り外しておきます。

まずはタンデムシートとグラブバーを取り外します。

グラブバーを取り外す

タンデムシートも取り外しておいてください。

グラブバーの取り付けは左右共に2ヵ所ずつあります。

ボルトを取り外す

んでこれが取り外したグラブバーとタンデムシートですね。

取り外したグラブバーとシート

テールランプ上のカバーのボルトも取り外しておきます。

カバーのボルトを取り外す

サイド部分にワンタッチのピンでサイドカバーが

固定されていますのでこれも取り外しておきます。

ワンタッチのピンを取り外す

次はテールランプ下の細いカバーを取り外していきましょう。

真下からボルトで左右固定されています。

ボルトを取り外す

エンブレム下にも固定ボルトがありますので

忘れずに取り外しましょう。

エンブレム下

あとはテールランプ下の細いカバーを

真後ろに向かって引いて取り外します。

細いカウルを取り外す

まだカウリングの取り外し作業があるんですけどね・・・

今日はちょっと冒頭で文字が多くなってしまいましたので、

続きはまた明日の記事ででも。

じゃ今日はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

19.8℃

今日は20℃を下回っていますね。

これも雨が降っていたせいでしょう。

明日はすっきりと晴れた1日となりそうなので

気分盛り上げていきましょ~う♪

ではまた明日お目にかかりましょう~☆

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コメント

  1. Takato より:

    はじめまして。
    現在Fコードエラー点滅2回で修理しているのですが、
    スロットルボデイとレシオコントロールユニットを繋いでいる青/黄色の断線がない場合、スロットルボデイとレシオコントロールユニットどちらが怪しいでしょうか?
    FIランプの点灯はありません。
    セルを回してもエンジンがかかったり、かからなかったりします。

    • 初めまして!

      順番で言えばやはりスロットルボディ→レシオコントロールユニットの順でしょうね・・・。
      ただし、サービスマニュアルにも記載されていますが、原因箇所がそこに有るという書き方ではなく、

      ○○○を新品に交換して点検【←ここ】する

      と書かれています。
      つまりこれは診断の過程であり、原因はさらに深部に到達している
      可能性があるという事を示しています。

      どちらを交換するにしてもかなりの出費となりますので、
      一か八かになりますが中古品の使用も検討してみて下さい。

      • Takato より:

        素早いお返事ありがとうございます!
        中古品で交換してみます!
        ありがとうございました!

  2. こたろー より:

    初めまして。沖縄に住むものですが、とても参考になりました。ありがとうございます。

  3. 匿名 より:

    Fコードの点滅について
    点滅する要因が改善されなければ、再度点滅するてえ事ですよね!

    • centrumMC より:

      こんにちは。

      その通りです。
      エラーとなる原因が改善されなければ、何度初期化しても
      何度エラー内容をクリアしても点滅を繰り返します。