【前編】Dトラッカーのフロントフォークをオーバーホールしてみよう!

ども。

えーっ、今日は鼻とのどの調子がすこぶる悪いです。

いつもならもう少し症状が穏やかで、

多少の匂いや味も分かるんですけどね、今日はほぼ壊滅状態です。

鼻が効かなくなると不思議と味覚も殆ど効かなくなります。

おーい、オレの鼻、いてんのか。

  鼻がかないぞー!!

と言った所でよくなるはずもなく。

朝から晩まで無味無臭の一日を過ごしました。

でもね、人間の体って不思議ですよ。

末っ子の漏らした

  ウンチの匂いはハッキリと分かるんですw

尖った匂いと言うか、いつも普段から嗅いだり味わったり

する事のないものは不思議といつも通り鼻が効きます。

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これって、つまり危険度とかそういう類の振るいにかけてるからなんでしょうかね?

食事の味は分からなくても生命の危険にはなりませんが、

鼻が効かないと危険を察知できないってのは動物としての本能でしょうか。

そういえば昔テレビかなにかで聞いたんですけど、

人間の感覚器で一番早く環境に順応する器官って嗅覚らしいですよ。

だから、鼻が曲がりそうなぐらいクサイ公衆便所でも、

吐きそうなぐらいアポクリン腺液臭でも、

その瞬間はすぐさま・・・

くっさ!!おぷうえぇぇぇえっ!!

ってなっても、その状況から逃げる事ができない車内とか

そういう場所のシチュエーションの時って、初めに比べると

匂いに対してそんなに敏感にならなくなりますよね?

これが嗅覚の順応です。

嗅覚の順応が遅いと次の危険予測が出来なくなり、

生命の危険に晒される可能性をDNAは知っているんですな。

まぁ現代ではあまり必要としないのかもしれませんが。

古代の人間は狩猟が主だったので、嗅覚は非常に大切で

迫り来る獣から身を守るために発達したんでしょう。

って、何の話やねんw

花粉症で鼻が効かないって話からなんでこうなるんだか・・・。

はい、じゃ今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

11.2℃

曇り

曇り!

明日の大阪は海上を前線や気圧の谷が通過する影響で

雲が広がりやすくなる予報です。

南部では日中雨が降る予報が出ていますので、雨具のご準備はお忘れなく。

では本日の本題です。

まずは車両のご紹介から・・・・と思いましたが、

そういえばフロントフォーク単品での持込だったので

車両の写真はないの忘れてました。

しかも、持ち込まれたフォークは1本のみ。

だからオーバーホールするのも1本だけ。

業者の下請け仕事なんですけどね、両方同時がセオリーなのに

色々と事情があるんでしょうな。

これが持ち込まれたフロントフォークです。

Dトラッカーのフロントフォーク

どれぐらい漏れているかって言うとコレぐらい。

だだ漏れ

だだ漏れです。

ビチョビチョ過ぎて触るのがイヤになるぐらい。

はい、じゃ早速オーバーホール作業開始です。

まずはアウターチューブからダストシールとオイルシールをとめている

クリップを予め取り外しておきます。

ダストとクリップを取り外す

倒立フォークなので当然ダストシールはフォークから外れませんので、

ずらした状態でおいておきましょう。

次にアウターチューブトップキャップをインパクトレンチで緩めます。

インパクトレンチで緩める

ほんの少し緩んだらフォークを上下ひっくり返して

ドレンボルトを緩めます。

ドレンボルトを緩める

ドレンボルトを取り外したらフォークを元通り戻して

トップキャップを下方に押さえながらトップキャップを緩めます。

トップキャップを緩める

トップキャップを緩めるとインナースプリングが見えます。

インナースプリングが見えた

そのまま上下ひっくり替えして内部のオイルを抜き取りましょう。

オイルを抜く

次はトップキャップ下のナットをスパナで押さえつつ

トップキャップを取り外しますが、スプリングの張力が強いので

こんな風に引き下げつつ、指を挟んで止めるのが目いっぱいです。

スプリングを下げる

これじゃさすがにスパナをかけてトップキャップを

取り外すなんて到底無理です。

バネをどうにか下げた状態で固定しなくてはなりません。

で、バネをある程度押し下げた状態で固定できるようにする為に、

工具を作ることに。

まずは引っ掛ける部分の太さを確認します。

太さを計測する

ちょうどこのノギスを入れている部分に、バネを引き下げた状態で

固定できるようにする工具を作ります。

2mm厚ぐらいの鉄板を用意してっと。

この鉄板をプラズマカッターを使用してザックリ荒切りします。

鉄板を用意した

プラズマカッターならほんの数秒で、割ときれいな曲線なども

楽に切り取る事が出来ます。

カッターで切り抜いた

切り取った部分をベルトサンダーで仕上げます。

ベルトサンダーで仕上げる

細かい部分は手持ちのヤスリで仕上げます。

鉄板なので意外ときれいに手でも削れます。

手ヤスリ

表面のバリも取り除いて仕上げたら完成です。

出来上がり

これをどんな風に使うかって言うとこんな風に使用します。

スプリングを予めしっかりと全身全霊の力をこめて縮めた状態にして、

その状態で先ほど作ったステーをインナーパイプを挟むように

差し込んでスプリングを固定します。

ステーを挟む

スプリングを固定したとしても、完全にナットは露出しませんが

ほんの軽くスプリングを下げるだけでナットが露出するので

スパナを楽にかけることが出来ます。

スパナをかける

スパナで押さえつつトップキャップを緩めるとこんな風に

トップキャップを取り外せます。

トップキャップを取り外す

ここまで来ると完全分解まであと少しです♪

じゃこの続きはまた明日にでも~。

今日はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

7.4℃

今日も相変わらず寒いっすな・・・。

首も風邪引いているみたいに痛いし。

では今日もおつかれさまでした~。

また明日お目にかかりましょう☆

じゃ、今日もいつものアレいっとく~?
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